日本の家庭料理と言えば、肉じゃが。
日本生まれの私、黒船ですが、正直、肉じゃがは好きではありません。なぜなら、ぱさぱさしたイモをおかずに米を食べられないからです。コロッケやポテトサラダも同じ理由で、あまり好みではありませんでした・・・
しかし、そんなジャガイモの概念を覆してくれたのがイギリスのジャガイモです。
日本だと有名なのはメークイーンや男爵イモぐらいしか浮かびませんが、なんと、イギリスには80種類以上のじゃがいもが存在します。
とにかくイモ、イモ、イモ。
パンも食べますが、イモも主食でしょう。
フィッシュ&チップスのチップスはフライドポテトだということは有名ですが
同じフライドポテトでも、太めのものはwedgeといいます。
そもそも「wedge=ドアのストッパー」から来ていますが、三角形でV字のくさび形のものがwedgeです。なので、レストランでchipsを頼んでも、wedgeならあると言われることがあります。
これほどたくさん食べられているジャガイモですが、大きく分けて2つに分類できます。ひとつはfloury、もう1つはwaxyタイプ。
flourは「粉」という意味で”-y”がつくことで形容詞になり、「粉っぽい、ほくほくした」という意味になります。
waxyは文字通り「ワックスのような、ねっとりした」お芋のことです。
イギリス人は料理のタイプでイモの種類を使いわけます。例えば、イギリス版じゃがバター、Jacket Potatoには「ほくほく感」のあるイモを選び、ローストポテトには、しっとりしたwaxyタイプのお芋を好むイギリス人が多いそうです。
イギリスに来て、このwaxyタイプのローストポテトを初めて食べたときに度肝を抜かれました。外は「ぱりっと」、中は「しっとり」してるではありませんか?!
まるで10年前に日本で初めて、銀だこのたこ焼き(外はぱりっと、中はふわふわなんですよ)を食べたときのような感動を味わったのを覚えています。
どうやら私はflouryタイプの粉っぽい感じが嫌だったようです。
日本でポテトの擬音語は「ほくほく」としか言いませんもんねー。納得です。
waxyタイプのじゃがいもは日本にはあまりないかもしれません。
イギリス旅行で来る方はぜひ色々な種類をトライしてみてください。
スーパーで売っているジャガイモには、ブランド名しか書いていませんで
ブランド名を見て、どっちのタイプか見極めましょう。
floury代表ポテト:Maris Piper, King Edward
waxy代表: Jersey Royal, Charlotte
イギリスで美味しいジャガイモ料理食べ比べてみませんか?
こちらは私の好きなwaxyなじゃがいもを使ったジャガイモのガレットです。
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